2013年11月27日水曜日

みのむしのバッグ

幼い頃、いつも茶の間で縫い物をしていた祖母のお針かごをいじって遊ぶのが好きだった。色とりどりの糸やまち針、貝ボタン、たくさんの布切れは私のとって玉手箱のように見えた。時々、祖母のようにスイスイ縫ってみたくて、浴衣や着物の余り布をもらって、ただ、ぐし縫いしてみたり、、、。そんな環境で育ったからか、下手ながら手を使って何かを作ったり、形にすることが面白くそんなことが好きな人間に育ったのかもしれない。


少し前のブログに刺繍の巾着バッグのことを書いたので、ついでに5、6年前に作ったビーズバッグのことを書こう。このミノムシのような小さなバッグは、実家に帰省中、これもまた「ミ○ス」の ” 今月の手芸のページ " で見つけたもの。このときも一目見て、作りたい病にかかってしまった。寝不足になりながら2つ作り、一つは母に、一つは自分用に。

裏側もビーズ

『ビーズがたくさんついてて綺麗だけれどけっこう重たいね。』と使いづらかったのか、それでも大事に引き出しに入れては出して、何度も眺め楽しんでくれていたらしい。
確かにちょっと重いのであまり実用性はないけれど、ハンカチやティッシュのような軽いものを入れてポーチ代わりに時々バッグに入れて使っている。でも、すきだなーこのバッグ!

2013年11月26日火曜日

ふくら雀

今月から「炉」になってお点前も風炉のときとは少し勝手が違って戸惑っている。久しぶりの着物でのお点前。こぼしに袖が入りそうになったり、お袱紗のしまい場所が洋服でなれてしまっているので、普段から着物でお稽古しておかないといざという時にちゃんと出来ないというのが良くわかった。今日は、寒くなってきたこの時期に羽を膨らませた可愛らしい「ふくら雀」が描かれたお茶碗で頂いた。

4面に四季の花が描かれた一年を通して使える
清水焼の水差し

 美味しかったお濃い茶

珍しいコミカルなふくら雀のお茶碗
落ち着ける時間、、、。

2013年11月21日木曜日

ぐるぐると、、、。

寂しくなった庭に、シルバーリーフが元気に残っていた。
ちょうどバラの誘因で使い古した針金にぐるぐる巻き付けてリースにしたら良いかも!
針金を輪にしてクリスマスのジャムの蓋についていた紙リボンを飾ってみた。
ん〜ん!ちょっといいかも〜!


これなら玄関に飾ってクリスマスの雰囲気も出るし、
まんいち風で飛ばされたり壊れたりしても惜しくない。

2013年11月19日火曜日

2代目の巾着

二十歳の夏休み、何が原因だったか忘れてしまったくらいだから、
きっと些細なことだったのでしょう。母と喧嘩してしまった。
顔を合わせたくなくて自分の部屋に閉じこもり暇な時間を過ごすのだが、
な〜んにもすることがないし、つまらないし
母が毎月とっていた確か秋号の「ミ○ス」を何気なくパラパラめくって見ていたら
オシャレな刺繍の巾着の写真が目に止まった。

この刺繍を見るたびに
母と喧嘩したときのことを思い出す。

深い紺地のベッチン素材に草花が絡み合った美しいフランス刺しゅうの巾着バッグ。
もう作りたくて作りたくて母との喧嘩もどこへやら。すぐさま材料を揃え、
2日間、夜中もかかって部屋に閉じこもり仕上げた。
そのときの母はまだ私がプンプンしていて部屋から出て来ないと思っていたらしい。
私はあまり器用なほうではないので、よく見ると一つ一つの花の形が「いびつ」で
綺麗ではないけれど、自分ではとても気に入って、結婚してからも松脂やミュート、
筆記用具等、楽器のお供として長いこと使っていた。

雑誌に載っていたバッグには上部の真ん中に
大きな四角い無色のガラスのブローチが付けられていて
とても素敵だったのを覚えている。

その後、ぼろぼろになってきて捨てるに捨てられずタンスの小引き出しに
ずっとしまっておいたが、あるとき思い切って刺繍の部分だけを切り取って
額にいれ自室に飾っていた。
その額を見るたびにいつかこのオシャレな巾着をもう一度作ってみたいと思い、
 m さんが中学生のころだったから今から10数年前になるが再び作った。
作りながらも母のこと思い出していた。

思えば随分わがまま放題だった私は、なんでも中途半端でたまにそのことで
叱られたこともあったけれど、したいと思ったことはいつも自由にさせてくれたように思う。
今この2代目の巾着はお財布やハンカチ等入れて、近所のスーパーや
近くへ出かけるとき等に持ち歩いているいまだにお気に入りのバッグなのである。


2013年11月14日木曜日

嬉しい!

コンサートも何とか無事に終わり、一息。きのう、反省会及び会計報告で集まった。『お昼用意しておきまーす』と簡単に ”きつねうどん” を作っただけだったのに、仲間から素敵なブーケを頂いた。エビで鯛?お花のプレゼントが一番嬉しい!ありがとう〜!

毎年のことだけどコンサートを目指してそこにもっていくまでには本当にいろんなことが起きるけれど、それも終わってみるとやっぱりやって良かった!と思えるのだからやめられない。

優しい色合いのブーケ ありがとう!

個人的な感想としては、演奏する側や聴く側の個人的な好み、そのときの体調や気分によって感じ方が随分違ってくるように思う。自分ではまぁまぁと思っても酷評されたり、上手くいかなかったと思っても良かったと言われたりすることがある。つまり、人によって感じかたが違うので、結局のところ自分を信じるしかないということ。

コンサートを聴きに行ってそのときの感想を言い合ったりするけれど、個人差があるのだから言葉にしてしまうのは嘘っぽく感じてしまう。せっかく聴くのだからその時間は出来るだけ楽しく過ごして、自分自身の気持ちの中でひっそり余韻に浸って帰るのが一番。
どうせなら、気持ちよく過ごしたほうが素敵だと思うのだ!